SQQQを活用した実験的ポートフォリオ

投資

9月に入り、下落相場が続いています。

そんな中で、どうしても試してみたかったこと。それが、

SQQQ

SQQQはご存知の通り、TQQQのベア型。つまりはNASDAQ100に連動するQQQの日々の動きの3倍ベア側に動くというもの。

私は現在TQQQを保有していますが、9月に入り相場の雰囲気が変わってきたことを踏まえ、TQQQの保有数を半分に減らしました。

テーパリングへの警戒、レイバー明けの不安定相場、歴史的に見ての9月相場の下落基調、また、テクニカル的にもRSIが70に到達したことで、上がる要素より下がる要素が大きいと判断したからです。

TQQQを売却しても、再度50MA(50日移動平均線)にタッチしたあたりで再び買い戻す予定でしたが、

ここで一つ思ったことが、

どうせ下がるのを予想するなら、CASHよりもSQQQ持っていた方がいいんではないか?

という考え。

そうすれば調整局面でも利益が取れ、TQQQを買い増しする資金にも充てられます。

問題があるとすれば、以下の2つが考えられます。

  1. SQQQとTQQQの比率
  2. 予想に反して上昇した場合の損切りタイミング。

1に関して言えば、下落する=TQQQは損失を出すので、SQQQの保有額がTQQQよりも少ない場合、TQQQの損失額をある程度SQQQの利益で相殺はできるが、それでもまだ損をした状態。それではTQQQ買い増しの資金源にはなりません。

そこで、今回は実験ということでTQQQの約10倍のSQQQを購入することに決めました。売却後のTQQQは$2700ドルほど持っていたので、約10倍の$25,000ドルのSQQQを購入。

2の損切りのタイミングですが、QQQが直近高値である$382に達した場合、潔く損切りをしようと思います。この手法はあくまでも下落相場での短期的な手法なので、余計な損失を出さないためにも潔さが大事だと思います。

逆に利益確定のタイミングですが、これはひとまず50MAに達するまでを基準にしたいと思います。しかし、50MAで反発の兆候が見られず、一気に突き抜けていく可能性もあるので、利益確定のタイミングについてはこの先の相場感や、テクニカル(50MA,200MA)等を駆使しながらじっくりと決めていきたいと思います。

以上の作戦を踏まえて購入したSQQQは以下の通りです。

合計取得額 $25,451

平均取得額 $7.27

<2021年9月10日 / 1日あたりの動き>

QQQ 終値 $375 前日比 -0.85%

TQQQ 終値 $145 前日比 -2.25% ー $110

SQQQ 終値 $7.53 前日比 +2.45% + $630

この日(9/10)はQQQが0.85%の下落。TQQQ/SQQQ共におよそその3倍(2.25/2.45)の下落/上昇となりました。

この日の損益では合計+$520となりました。SQQQの比重が大きいため、QQQが下落した場合、確実に利益が出ています。

9月4日にSQQQの買い付けを行ってから、下落相場が続いた影響で、9/10日現在でSQQQは+$900。

対するTQQQは-$200。よって合計損益は+$700。

まだ実験は始まったばかりですが、かなり順調な滑り出しとなりました。

このままいけばおそらくQQQは$370近辺で50MAにタッチしそうな気がするので、引き続き注意深くモニターしていきたいと思います。

あくまでこのポートフォリオは実験的であり、皆様にお勧めできるやり方ではありません。

ただ、私が実際に実験をして、有効性が認められれば、一つのアイディアとして参考にしていただければと思います。

下落相場が続くと判断した場合でのみしか有効ではありませんが、潔い損切りを覚悟できるのであれば、資産形成の段階で攻めの投資を行いたい人には魅力的な活用法になるのではないかと思います。

ただ現金に変えて買い増しのタイミングを待つというやり方から、待つ間すらも攻めていくという発想から生まれた投資手法です。

今後の状況については引き続き、このブログの”最新運用状況”で情報を更新していきたいと思います。

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