メリットだらけの米国証券会社(Firstrade証券など)を使用するには、米国の銀行口座が必要になりますが、実は日本にいながらでも誰でも米国の銀行口座を作ることができるんです。
今回はその方法を詳しく解説致します。
口座開設に必要なもの
ユニオンバンクの口座開設は、三菱UFJの銀行口座さえあればどなたでも申し込み可能です。
三菱UFJの銀行口座をお持ちの方は、三菱UFJが行っている「カリフォルニアアカウント・プログラム」という海外口座紹介サービスを利用することにより、口座を開設できます。
申し込みに必要な書類としては、Aから2種、またはA,Bから各1種の書類が必要です。
A
- 運転免許証
- パスポート
- 住民基本台帳カード(写真付き)
- 個人番号カード
- 在留カードまたは特別永住者証明書(日本国籍以外の方)
B
- 運転経歴証明書
- クレジットカード
- 健康保険証
上記の書類を申込書と同封し、三菱UFJ銀行宛に送付します。
口座の種類選択
ユニオンバンクにはSaving口座と、Checking口座という、2種類の口座が存在します。
- Saving 口座:一般的な貯蓄を目的
- Checking 口座:米国での生活に使う決済を目的
簡単に2つの違いをまとめると以下のようになります。
私の場合は、ユニオンバンクはFirstradeへの入金用にしか使っていないので、口座維持手数料の回避条件が、残高300ドルで済むSaving口座のみを使用しています。(Checking口座は毎月1500ドル以上の残高が必要)
もちろん、米国での生活を考えている方などは、決済用にも使えるChecking口座があったほうが便利ですので、どちらの口座がいいかは各個人によって違ってきます。
ご自身の環境に合わせた口座を選択してください。
口座開設完了通知
申し込みをしてから、およそ2〜3週間後に郵送で口座開設完了の通知が届きます。
届いた書類には、以下のような情報が書いてあります。
- 口座名義
- プログラム名:California Account Program
- 銀行コード(SWIFT CODE)
- 支店名
- 口座番号
- 口座開設日
- 預金種類
特に気をつけなければならないのが、書類に書いてある口座開設日から60日以内に初回の入金をすることです。これをしないと口座が解約されてしまいますので、書類が届いたら速やかに入金するようにしてください。
暗証番号、アクセス番号、ATMカードが届いたら行うこと
口座完了通知が届いてから更に1週間ほどすると、暗証番号、アクセス番号、ATMカードが届きます。
これが届けば、ユニオンバンクのオンライン登録が可能になるので、まずはオンライン登録をしていきます。
登録は公式サイトトップの右上にある、ENROLL NOWをクリックして行います。
すると、次の写真のようなページが出てくるので、1番上の”Debit/ATM PIN” を選択し、 届いた書類の情報を参考に、カードの下8桁、PIN、郵便番号欄には00000を入力します。
Continueをクリックして先へ進みます。
その後の流れについては、
- 生年月日の入力
- 利用規約の同意
- 秘密の質問の設定(3問)
- 任意のユーザーIDの設定
- 任意のパスワードの設定
- メールアドレスの登録
このような流れで進み、全て入力が終わればオンライン登録は完了です!
英語がわからない方でも、日本語のサポートを受けられるので安心です。
<ジャパニーズ・カスタマーサービスユニット>
米国内フリーダイヤル:1-877-479-5237(日本語)
受付時間(太平洋時間):月曜日~金曜日:8.00 a.m. – 5.00 p.m.(米国における祝日等を除く)
オンライン登録が完了したら行う2つの作業
全てのオンライン登録が完了すれば、残高等をオンライン上で確認することができるようになります。
オンライン登録が完了したら、しておいた方がいい2つの作業があります。
①口座への入金
まず一つ目の作業が、口座への入金です。
上でも述べましたが、口座開設後60日以内に入金をしないと口座が解約されてしまいます。
口座への入金はWiseを使うのが安くで便利です。
Wiseをまだ使ったことのない方は、ぜひ登録しておきましょう。今後日本からユニオンバンクへ送金する際には、Wiseを使用して送金するのが安く済みます。
WISEの使い方については、こちらの記事で詳しくまとめてあります。
②明細書のオンライン化
おそらくこの記事を読んでいる方はFirstrade証券の開設を考えている方だと思いますが、ユニオンバンクとFirstrade証券間の入出金は、*ACHを使用します。
そのACHを使用するには、ユニオンバンクのオンラインステートメント(明細書)が必要になりますので、この作業も忘れずに行っておきましょう。
口座開設後の、初期の状態ではユニオンバンクの明細書は郵送での発行となっています。これを郵送からオンラインに変更する設定をしていきます。
作業は3分もかからずに終わります。
①ユニオンバンクにログインした後、上のタブメニューの”Statements”をクリックします。
②次画面の”Change statement delivery method”をクリックします。
③次画面で”Paper state only” から、”Online statement only” に変えるだけです。
この作業が終わると、これ以降の毎月の明細は、オンラインで確認することができ、FirstradeとのACH送金の設定に必要なオンラインステートメントのPDFも入手できるようになります。
以上がユニオンバンクの口座開設までの流れと、開設後にしておいた方がいいことのまとめです。
やっている作業自体は決して難しくありません。難点としては、郵送の到着待ちなど、開設までに時間がかかることです。
そういった意味でも、すぐに行動しましょう。
疑問点や質問などありましたら、いつでもお待ちしております。
コメント